2025.08.01 / お知らせ
【連携強化】SDGs未来都市・豊田市と協力し「2025国際首長フォーラム」へ
ー 持続可能な地域社会の実現へ ー
一般社団法人日本サステナブルビジネス機構(JSBO)は、企業のサステナブルな取り組みを支援し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
この度、その活動の一環として、内閣府より「SDGs未来都市」に選定されている愛知県豊田市様との連携を深めていることをお知らせします。
そして、この連携をさらに具体的な協力関係へと発展させるべく、2025年10月に豊田市にて開催される「2025国際首長フォーラム」に参加・協力する運びとなりました。本記事では、この国際フォーラムの概要と、豊田市との連携が持つ意義について詳しくご紹介します。
【世界が注目する「2025国際首長フォーラム」とは?】
「2025国際首長フォーラム(International Mayors Forum)」は、国際連合経済社会局(UN DESA)が主催する重要な国際会議です。
2025年10月14日(火)から16日(木)までの3日間、豊田市中心市街地を会場に開催されます。
主催: 国際連合経済社会局(UN DESA)
共催: 豊田市
参加者: 世界各国の知事・市長、政府関係者、国連職員、専門家など 約40か国から約250人
このフォーラムの目的は、2030年のSDGs達成に向け、地域レベルでの取り組み推進に焦点を当てて議論することです。
SDGsの全169ターゲットのうち、実に65%は地方自治体の役割や業務に深く関わっているとされ、地域からのボトムアップのアプローチが地球規模の課題解決に不可欠であると言われています。
本フォーラムは、持続可能な都市開発を目指す豊田市の先進的な取り組みを世界各国の都市と共有し、国際的な協力関係を構築する絶好の機会となります。
▼「2025国際首長フォーラム」の詳細は、下記をご覧ください。
https://2025imf-toyota.com/index.html
▼「協賛金の募集について」はこちらを、下記をご覧ください。
https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/shogaigakushu/bunka/1066015.html
【JSBOと豊田市が連携する理由 ― 相互補完で企業のSDGsを加速】
JSBOと豊田市は、それぞれが持つSDGs認証制度の強みを活かし、相互に連携する取り組みを開始しました。
この連携は、企業の持続可能な活動をより広域で、かつ多角的に支援することを目的としています。
◆連携の背景
豊田市様は2023年から独自のSDGs認証制度を運営し、地域に根差した素晴らしい取り組みを進めていらっしゃいます。一方で、認証の対象が豊田市内に事業所を持つ企業に限られるため、市外や県外へ広域にビジネスを展開する企業にとっては、そのメリットを十分に活かしきれないという課題がありました。
その一方で、私たちJSBOにとっても、全国規模の制度であるがゆえに、ひとつの地域に深く根ざした支援や、地域独自のこまやかなメリットを提供することには難しさがありました。
そこで、全国規模で統一的な審査基準を持つJSBOの認証制度と連携することで、こうしたお互いの課題を解決し、企業の活動を地域と全国の両面からサポートすることを目指しています。
◆各制度の強みと相互補完関係
両制度は、それぞれ異なる特徴と強みを持っています。
・JSBO認証制度の強み
網羅性: 多岐にわたる評価項目により、企業は自社の取り組みを多角的に 評価・確認できます。
全国規模: 全国統一の基準で審査を行うため、広域な事業展開における 客観的な証明として活用できます。
・豊田市認証制度の強み
地域密着: 地域課題の解決や地域貢献に関する評価に重点を置いています。
ローカルなメリット: 豊田市独自のインセンティブ(補助金の上乗せ、公共工 事の入札参加資格における加点など)を提供できます。
この二つの制度が連携することにより、企業は「地域での貢献」と「全国レベルでの客観的評価」という両方の価値を享受できるようになります。
例えば、JSBO認証企業が豊田市の認証を取得する際には、豊田市、豊田商工会議所、豊田信用金庫の相談窓口を利用できるなど、
豊田市からの手厚いサポートを受けられるといったメリットがあります。
この度の豊田市様との連携強化、そして「2025国際首長フォーラム」への参加は、私たちJSBOにとって、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩です。
本フォーラムで得られる世界各国の知見を活かし、また、豊田市様との協力を通じて、地域と企業のSDGs推進を一層加速させてまいります。
引き続き、当機構の活動にご注目いただきますようお願い申し上げます。